2022-01-01から1年間の記事一覧
国旗は、国家間の戦争において自分の国の軍隊であることを示すために使われた旗がもととなっていると言われています。それぞれの国旗には、その国の歴史、文化、建国の理想などが表されています。 現在使われている国旗はどこの国のものも比較的新しく、最も…
植物は二酸化炭素と水を材料にし、太陽の光エネルギーを利用してデンプンや糖などの有機物を作っています。これを光合成と呼んでいます。大気中の二酸化炭素は葉の表面にある気孔から吸収し、水は根から吸収します。 晴れた昼間、緑の葉は太陽の光を浴びて盛…
音には聞こえるかどうかの境界があり、匂いも感じ取ることができるかどうかの境界があります。小さな音は聞こえませんが、十分に大きな音は聞こえます。弱い匂いは感じられませんが、強い匂いは感じ取ることができます。 聞こえないほど小さな音を少しずつ大…
卵ほどいろいろな料理に使われている食材は、ほかにはないのではないでしょうか。日本人は世界的にみても卵の消費量はトップレベルで、平均してひとりが一日に1個弱食べています。日本料理に卵は合うのかもしれません。さらに料理だけでなく、ケーキやクッキ…
窓ガラスは、光を通すことができますが、音の遮蔽効果は高く、匂いを完全に遮ることができます。二重窓にするとほとんど音も遮ることができます。これは、よくよく考えてみると不思議な気がします。外からの騒音を小さくし、嫌な臭いをさえぎり、明るい光を…
植物がきれいな色の花を咲かせているのは、もちろん人を喜ばすためではありません。蜜を求めて来る昆虫に花を見つけてもらい、受粉の手助けをしてもらうためです。しかし残念なことに昆虫は目が悪く、遠くに咲いている花を見つけることができなません。 昆虫…
3月や4月の晴れた日に2、3日スキーをするとゴーグルの後がはっきり分かるほど日焼けをします。春スキーをするとなぜこんなにまで日焼けしやすいのでしょうか。 太陽光には紫外線が含まれていて、波長の長さによりUVA、UVB、UVCに分けられています。最も波長…
植物は二酸化炭素と水を材料にし、太陽の光エネルギーを利用してデンプンや糖などの有機物を作っています。これを光合成と呼んでいます。大気中の二酸化炭素は葉の表面にある気孔から吸収し、水は根から吸収します。 晴れた昼間、緑の葉は太陽の光を浴びて盛…
夜、郊外の電灯の周り虫がくるくる回っているのを見かけます。電灯の下には光源に当たって落ちたと思われる虫がたくさんいます。あまり知られていないことですが、夏の夜に山間部の街灯の下を探すのがカブトムシを手っ取り早く捕る方法の一つです。 動物が光…
空気中では大気が澄んでいれば100キロメートル離れた場所からでも富士山を見ることができます。水滴などで大気が混濁してくると視界は短くなります。視界が1キロメートルより短いもの霧、1キロメートルより長いものを靄(もや)と呼んでします。霧が濃いとき…
ひとの感覚器官で光を感じとり、色を見ることができるのは視覚である目です。それ以外の感覚器官は光や色を感じとることができないと思われています。 ひとの目には見えない赤外線が皮膚に当たると暖かく感じますが、これは皮膚が赤外線を感じ取っているとい…
発光する生物と言ってまず思いつくのがホタルです。普段それ以外で発光する生物を見かけることはほとんどありません。しかし、地球上に光を発する生物は数万種もいると言われています。特に深海に住む動物の多くが自ら光を出す発光動物なのです。 チョウチン…
月と太陽はほぼ同じ大きさに見えます。実際は太陽の方が月より400倍大きいのですが、地球からの距離が、太陽が月に比べて400倍遠いのでほぼ同じ大きさに見えます。これはまったくの偶然と考えられますが、何か不思議な気がします。 では、月や太陽の見かけの…
アマゾン川の支流、熱帯雨林の奥深くに住む先住民が話す言葉や南の孤島に住む少数民族が話す言語には、色を表わす言葉が二つしかないそうです。それは白と黒です。それ以外に色は白か黒のどちらかに含まれます。他の色を区別しなくても生活をしていく上で困…
花は昆虫に受粉を手伝ってもらうために、よく目立つ赤、黄、白などの色をしています。緑の葉の中でこれらの色の花が咲いていると遠くからでもすぐに見つけることができます。さらに花は受粉を確実にできるように、人の目に見える可視光だけでなく、紫外線も…
漢字が中国から伝わったときに縦書きであったので、日本では長い間縦書きが用いられてきました。 欧米の言語やアラビア語などほとんどの外国語は横書きで書かれています。そのような文章は決して縦書きで書かれることはありません。中国でも今ではもっぱら横…
牛乳にはカゼインと呼ばれるたんぱく質と脂肪球が液体中に溶けずに分散しています。カゼインの大きさは約0.0002ミリメートル、脂肪球は約0.002ミリメートルと両方ともとても小さな粒です。これらの粒に光が当たると乱反射し、牛乳は白く見えます。 雲や霧は…
「木の下闇」は木が茂って木陰の暗いことを言います。夏の季語です。夏になり、木の葉が茂ってくると木の根元は暗くなり、他の植物は育つことができません。そんな木の根本でも、その木が落葉樹なら冬から春先にかけては木が葉を落としているので、日の光が…
今まで紙で配られていた会議の配付資料の多くが、最近では電子データで送られてきます。それをパソコンの画面で見ながら会議に参加します。手紙やはがきを出したりもらったりすることも以前よりずいぶん少なくなりました。それらに代わり電子メールやライン…
地球から観測できる星には2種類あり、太陽の光を反射して光っている星と、自ら光をはなっている星です。 太陽の光を反射して光っている星は、太陽の周りを回っている惑星や彗星、それから惑星の周りを回っている衛星です。これらの星の色は、表面の物質によ…
鳥目は夜盲症とも呼ばれ、夜になると極端に視力が落ちてほとんど見えなくなる病気です。健康な人でも明るい所から暗い所に移るとしばらくの間見えにくくなりますが、時間がたつと徐々に見えるようになります。これを暗順応と言います。鳥目だと時間がたって…
ヒマワリは黄色い大きな花が特徴的です。夏の季語になっていますが、まさに夏を代表するような花です。 ヒマワリは外側に大きな花びらがあるので一つの花のように見えますが、大きな花びらの内側にはたくさん並んだ小さな筒状の花(筒状花)(とうじょうか)…
本を開いてゆっくり左右に振ってみてください。書かれている文字を読むことができるはずです。そして振る速度をだんだんと速めると、ある速さから文字が読めなくなってきます。 今度は本を固定しておいて頭をゆっくり左右に振ってみてください。文字が読めま…
汗などで着ている衣服が湿るとその部分の色が濃く見えます。夏の暑い日のテレビのロケ番組で、明るい色のシャツを着ていた女性出演者の脇の下が汗で暗く見えていました。脇汗をかいていることをほかの男性の出演者から指摘され、恥ずかしそうにしていました…
最初に細胞を観察したとされているのは、17世紀のイギリスの科学者であるロバート・フックです。発明されて間もない顕微鏡を使って薄く切ったコルクを観察し、小さな部屋がたくさんあることを見つけて、これを細胞と名付けました。 フックが自ら作り使ってい…
海岸線をドライブしていて岬の小高いところに白い灯台を見つけると、立ち寄ってみたくなります。そこは広い海を遠くまで見渡すことができる眺めのいい場所と決まっているからです。そうでなければ灯台の役目を果たすことができないわけです。 灯台は夜には点…
入試の監督をすることがありますが、残り時間が10分になると受験生に合図をすることになっています。その合図をしてから終了までの10分間はとても長く感じられます。しかし、まだ解答が終わっていな受験生にとっては、おそらくその10分間がアッという間に過…
ヨーロッパの古い教会に窓の装飾としてよくステンドグラスが使われています。たくさんの色ガラスを組み合わせて作られた絵や模様が、外からの光を透過して美しく見えます。 世界遺産になっているスペインの教会サクラダ・ファミリアのステンドグラスは有名で…
夜中に目が覚めたとき、今何時かなと枕もとの時計を見ると、真っ暗な中でも時計は時刻を教えてくれます。文字盤と針がうっすらと光っているからです。 この時計の文字盤や針には蓄光塗料(夜光塗料)が塗られています。暗闇の中で淡く光っているのが燐光(蓄…
人の眼で視力がいいのは視線方向のごく一部です。視線方向から10度離れた場所の視力はおよそ1/10に低下します。すなわち視線から10度離れたところは視力0.1から0.2で見ていることになります。したがって、人は何か作業をしている時、周囲の状況を知るために…