不思議を科学する

不思議を科学する

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

昆虫の複眼を構成する個眼の数と動く速さの関係

昆虫の複眼を構成する個眼の数と動く速さの関係 自然界では、高度な目があればエサとなる動物を容易に見つけて捕らえることができます。また食べられる方の動物も敵をいち早く見つけて逃げることができます。しかし、速く動けない動物が目を発達させてもその…

ロウソクの炎がオレンジ色なのにガスコンロの炎が青いのはなぜ

ロウソクの炎がオレンジ色なのにガスコンロの炎が青いのはなぜ ガスコンロの炎は寒色である青色のせいであまり熱そうな気がしませんが、オレンジ色をしているロウソクの炎より温度は高く、約1800℃です。ロウソクは温度の高い炎の外側で1400℃くらいです。燃焼…

透明な動物は水中にはいるのに陸上にいないわけ

透明な動物は水中にはいるのに陸上にいないわけ 体の色を環境の色に合わせることで、目立たなくなり、捕食者や獲物に気づかれにくくなります。隠ぺい色です。環境の色が変わると目立つようになるので、なるべく体の色に近い環境を好んで棲んでいます。なかに…

洞窟や深海に棲む動物はなぜ白い色をしているのか

洞窟や深海に棲む動物はなぜ白い色をしているのか 動物が色をまとっている理由はいくつかあります。 派手な体色や模様で自分の存在を目立たせることにより,敵に対して警告を発するものです。これを標識色といいます。針で刺すハチ、毒をもつヘビ、捕食動物…

ナスを煮ると色落ちするのにトマトを煮ても鮮やかな赤色を保つのはなぜ

ナスを煮ると色落ちするのにトマトを煮ても鮮やかな赤色を保つのはなぜ 野菜の色は緑以外に、赤、黄、青紫など様々な色がります。食卓を彩り、食欲を増加させる効果があります。これらの色は、植物が作り出した色素がもたらしたものです。 イチゴ、リンゴ、…

魚のお腹が白いのはなぜ

魚のお腹が白いのはなぜ 卵から孵ったウナギの子はレプトセファルスと呼ばれ、平たく、細長く、透明です。 レプトセファルスは半年間太平洋で漂いながら成長してシラスウナギになります。川にたどり着いたシラスウナギは背が黒く腹が白くなり、そこで5~10年…

なぜ紫外線は見えないのか

なぜ紫外線は見えないのか 地上に降り注ぐ太陽光には、人の目に見える可視光以外に、可視光より波長の短い紫外線や波長の長い赤外線などが含まれています。太陽光のおよそ6%は紫外線です。人の目には紫外線は見えませんが、紫外線が見える動物はたくさんい…

灯台下(もと)暗し

灯台下(もと)暗し チルチルとミチルの兄妹は,幸せの青い鳥を探しに行くがどこにも見つけることができない。しかし、目がさめてみると,部屋の鳥かごに青い鳥がいたことに気づく。この童話のように、「灯台下暗し」ということわざは、近くにあるものにはか…