動物
大規模な山火事が発生すると森に生えていた草木は燃えつくされ、大きな被害が生じる。山火事には人為的なものと自然に発生するものがあります。人為的な原因としては焚火やたばこによるものなどです。自然に発生する山火事としては、木々の摩擦によるものや…
水面を滑るようにくるくると回っているミズスマシ。ミズスマシの大きさは種類によって異なりますが、体長7ミリメートル前後の黒い色をした水生昆虫です。昔は池や沼のよく見かけましたが、最近数を減らしており、絶滅危惧種になっています。 ミズスマシが棲…
ハキリアリはアメリカ大陸のアマゾンなどの熱帯地方に生息するアリです。蜜や虫を主食とする他のアリと違って、ハキリアリはキノコを餌としています。でも野生のキノコを採ってくるのではなく、自ら栽培をするという変わり者です。 ハキリアリはその名前が示…
多くの動物の眼は、頭の正面か側面についています。 他の動物を餌とする動物を捕食動物と呼び、捕食動物の餌となる動物を被食動物と呼んでいます。目が頭の正面についているのはライオンのような捕食動物です。目が正面についていると二つの眼の視野が重なり…
リスは秋になると冬に備えて食べ物を貯蔵する習性があります。たくさんの木の実を地面に埋めたり、木の又に挟んだりします。そして、餌の少なくなる冬にこれらの木の実を食べ、生き延びるのです。 特に栄養が豊富なクルミの実はリスの大好物です。中でもオニ…
オオハリアリはは東アジアから東南アジアにかけて広く分布しており、日本においてもよく見かけるアリです。体長は約4ミリメートルで、社会性昆虫で女王アリを中心に集団で生活しています。また、現在では北米で外来種のアリとして増えていて、分布を広げて…
タヌキは、日本では古くから親しまれてきた野生動物です。「かちかち山」などの昔話にも頻繁に登場します。また、都合が悪い時に寝ているふりをすることを「狸寝入り」と言いますが、このような狸の入った諺もいくつかあります。これらの中では、多くの場合…
種類の異なる生物が結びつきをもち、一緒に生活している状態を共生と呼んでいます。共生には2種類あり、片利共生と相利共生です。片利共生は片方のみ利益があり、もう一方にとっては利害が発生しない関係です。相利共生では相互に利益があります。 片利共生…
農薬が散布されていないキャベツ畑でしょうか。アオムシに葉が食べられ無残な状態になっているキャベツを見かけることがあります。 京都大学の高林純示氏らの研究によると、アオムシに食べられたキャベツは、アオムシの天敵を呼ぶそうです。キャベツが、「コ…
水の流れに身を任せてふわふわと漂う様子に癒されると、最近観賞用としてクラゲの人気が高まっています。傘を開いたり閉じたりするゆったりしたリズムが心地よく感じられます。 クラゲは刺胞(しほう)動物とよばれる動物のグループに属し、イソギンチャクや…
ナマコはウニやヒトデと同じ棘皮動物(きょくひどうぶつ)の一種です。見た目がグロテスクで、とても食材になるとは思えません。夏目漱石が著書の『我輩は猫である』の中で、「はじめてなまこを食べた人の勇気や精神力には敬服するべきだ」と書いていますが…
カラスは、鳥の中でも知能が発達しているとされています。イソップ物語の中に「カラスと水差し」というカラスの賢さを示す話があります。のどが乾いたカラスが水差しを見つけました。しかし水差しには、水が少ししか入っておらず、くちばしが水面まで届きま…
「働きアリの法則」をご存知でしょうか。アリのコロニー(集団)では、「よく働くアリ」と「普通に働くアリ」と「働かないアリ」とに分かれ、その割合は2:6:2になります。そこで「よく働くアリ」2割を間引くと、残りの8割の中の2割が「よく働くアリ」に…
SNSは顔が見えないだけでなく、匿名で自分の考えを発することができます。そのためか意見が過激になりやすく、誹謗中傷で特定の個人を攻撃することもしばしばです。攻撃された人は傷つき、ときには自殺にまで追い込まれたりすることもあります。 金沢工業大…
アリは社会性昆虫です。数えきれないほどのたくさんのアリが土の中に一つの巣で群れを成して生活しています。群れは、卵を産む1匹の女王アリと、同じ女王アリから生まれたおおくの働きアリで構成されています。働きアリはすべて雌、つまり姉妹です。卵や幼虫…